予算が十分で、特殊効果も素晴らしく、特にスペースエレベーターの長回しシーンは「Space Elevator」の体感が炸裂し、巨構主義者の私の夢を実現してくれたと言える。
テーマが多く、どれがメインテーマかはっきり言えない。もしかしたら「団結」か?周老先生の演説は心に響き、そのモデルは周総理かもしれない。似ている、あまりにも似ている。
私たちは決して主旋律(愛国主義的なテーマ)が嫌いなわけではない。嫌いなのは、中身のない強調や、強制的に押し付けられる「ポジティブエネルギー」だ。
いくつかの時点での予告と「デジタル生命」の設定は、『インターステラー』やアシモフの『ファウンデーション』を彷彿とさせる。
主題歌『人は_』の歌詞「さようなら、私の月光、私の青、私の愛。鋼鉄の巨獣が轟き、私たちは夜に入ることを拒む」からも、『インターステラー』がこの作品に与えた影響がわかる。
前のフレーズは『流浪地球2』の周老先生の台詞から、後の「夜」は『インターステラー』で引用されたディランの詩『Do Not Go Gentle into That Good Night』から。「鋼鉄の巨獣」はおそらくプラネットエンジンを指し、それは人類の科学技術の象徴であり、地球脱出の希望でもある。
この作品は完全に『インターステラー』の水準に達していると言える。
さらに驚きだったのはエンドロールの第二曲『細水長流』で、「SF」という言葉とは「そぐわない」フォーク調のスタイルが、この冷たい宇宙に人間的な温もりを灯した。これは劉慈欣のマクロなSF世界ではなかなかできないことであり、小説と映画それぞれの芸術的な特色でもある。
私はゆっくりと『細水長流』を聴き終わり、最後に映画館を出た。頭の中には「水のようにさらさらさらさら」というフレーズだけが残っていた。
孤筝
2023年1月27日

いつまた一杯の酒を飲み、細かい論文を議論するのか。