post / 2022.09.28

落木千山の外

落木千山の外

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「落木千山天遠大、澄江一道月分明」
――黄庭堅『快閣に登る』

私は試合に負け、痛む手を押さえながら、路傍を独り佇む。

秋の落陽が秋の木の葉を黄色く染め、秋の風が秋の想いを散らす。

淡い黄の銀杏の葉は細雨の如く、褐色の梧桐の葉は行間から零れ落ちる。

この杏色の雪が私の目を眩ませ、

梧桐の紅葉か銀杏の朱か、見分けがつかなくなる。

若者の賑わいと恋人の涙で彩られてゆく。

北国の落葉に、帰りを待つ者の孤独を埋めさせよう。

南風よ、

どうか私たちに南国の雪を同じく降らせておくれ。

2022年9月28日

西安にて

著者: 孤筝

タイトル: 落木千山の外

公開日: 2022-09-28

更新日: 2022-09-28

ライセンス: CC BY-NC-SA 4.0

いつまた一杯の酒を飲み、細かい論文を議論するのか。

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