title: “断章” description: “中国の古典詩と現代詩の名作集” keywords: [“中国詩”, “古典詩”, “現代詩”, “卞之琳”, “顧城”, “李白”, “杜甫”] tags: [“詩”, “文学”, “中国文学”, “抒情詩”]
橋の上で君が風景を見ている 風景を見ている人が楼の上で君を見ている 明月が君の窓を飾り 君が他人の夢を飾る
——卞之琳「断章」
どれほど願うことか 一つの扉があることを 朝 陽光が草の上に降り注ぎ 私たちは立ち 自分の扉に寄りかかる 扉は低いが 太陽は明るい 草は種を結び 風が葉を揺らす 私たちは立ち 何も語らず それだけでとても素晴らしい
——顧城「一代人」「避ける」「門前」
春の愁い酒に消え 川面の舟は揺れ 楼の簾が招く 光陰は人を簡単に置き去りに 桜桃を赤くし 芭蕉を緑に染める
——蒋捷「一剪梅」
これからは良夜を愛する心もなく 月が西楼に沈むに任せよう
——李益「写情」
山に木あり 木に枝あり 君を思う心 君知らず
——「越人歌」
精巧なサイコロに赤い豆を入れ 骨まで染む相思 君は知るや
——温庭筠「新添声楊柳枝詞」
寒い池に鶴の影が渡り 冷たい月が花の魂を葬る
——「紅楼夢」
相思は無益と知りつつ それでも憂いは清らかな狂気
——李商隠
この世で最も留め難きは 鏡から消える美貌 木から散る花
——王国維「蝶恋花」
花にあらず 霧にあらず 夜半に来り 天明に去る 来るは春の夢の如く幾時 去るは朝雲の如く行方知れず
——白居易「花非花」
朝の冷たい雨 夕べの風 人生の恨みは水の東流の如し
——李煜の詞
酔って天が水にあると知らず 船いっぱいの清い夢が天の川を押す
——唐温如「題龍陽県青草湖」
自由に舞う花は夢のように軽く 果てしない糸雨は愁いのように細い
——秦観「浣溪沙」
少年の頃 雨を聴くは歌楼の上 紅燭 昏れる羅帳 壮年の頃 雨を聴くは客船の中 川は広く 雲は低く 孤雁が西風に鳴く 今 雨を聴くは僧侶の庵の下 鬢にはすでに星の如く白髪 喜怒哀楽はすべて無情 階前の滴りが夜明けまで続くに任せる
——蒋捷「聴雨」
月落ち 烏啼き 霜天に満ち 楓と漁火 愁いの中で眠る
——張継「楓橋夜泊」
最も心打たれるのは その俯いた瞬間の優しさ 涼風に耐えかねる蓮の花の はにかんだような美しさ
——徐志摩「偶然」「沙揚娜拉」
もし来世があるなら 一本の木になりたい 永遠に立ち続ける 喜びも悲しみもない姿勢で 半分は土の中に安らぎ 半分は風の中に舞い 半分は木陰を落とし 半分は陽光を浴びる とても静かで とても誇り高く 決して寄りかからず 決して探さない
——三毛「もし来世があるなら」
黄色く変色した扉頁を開くと 運命はそれをひどく下手に製本していた 涙をこらえ 私は繰り返し読む しかし認めざるを得ない 青春はあまりにも慌ただしい本だった
——席慕容「青春」
生は夏の花の如く絢爛 死は秋の葉の如く静美
世界が私を痛みで吻する時 私は歌で答えなければならない
地獄のような試練を経てこそ 天国を創造する力を得る 血に染まった指でこそ 世の名曲を弾くことができる
太陽を逃したと泣いている間に 君はまた星を逃してしまう
空には翼の跡は残らない しかし私は確かに飛んだ
目は彼女のために雨を降らせ 心は彼女のために傘を差す これが愛というものだ
——タゴール「飛鳥集」「ギタンジャリ」
浮雲白日が突然散り 花の下で誰もが無駄話をする
——顧哲「浮生」
十里の平湖に霜天満ち 一寸一寸の黒髪に華年を愁う 月に向かい独り 守り合いを望めば 鴛鴦を羨み 仙を羨まず
——映画「倩女幽魂」より
朝風はまだ私の頬を撫で カッコウはまだ枝で歌い 土はまだ芳香を放ち 紅葉はまだ枯れて舞う 私は信じたい いつものように 生命の冷たい灰の中で 君に関するすべてを覚えていることこそ もともと私の一生の憂いだった
——張寒寺「不正常人類症候群」レオンテ・ブランドー
蛸壺や はかなき夢を 夏の月
蛸壺の中の夢 はかない夏の月
——松尾芭蕉
花影婆娑と 踏むべくありぬ 岨の月
花影が揺れ 踏みたいが 断崖の月明かり
——原石鼎
草霞み 水に声なき 日暮れかな
霞む草 水は音もなく 日暮れ時
——与謝蕪村
風塵にまみれた一騎 千の峰々に朝夕の時 遠く落日が尽きるのを見 独り遠山に向かい遅れる 古い駅の花が道に臨み 荒れた村の竹が籬に映る 誰が憐れむだろう 振り返り 一歩ごとに南の枝を恋うことを
——劉長卿「晩次苦竹館、却憶干越旧遊」

いつまた一杯の酒を飲み、細かい論文を議論するのか。